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勝手に選別される世界

執筆者の写真: Hisahito Terada
Hisahito Terada
9月30日
読了時間: 9分


千夜千冊1604夜・分理篇、マイケル・ファーティック+デビッド・トンプソンの『勝手に選別される世界』を読んで思い浮かんだことを書いています。

 

 

 

 セイゴオ先生は、今日の情報社会と経済社会に対し、そろそろ「評判の社会」から「評価の社会」になりなさいとずっと仰ってきた。

 

 無論先生は評判の全てが悪いと言っているワケではない。視聴率がいいのもベストセラーが出るのも結構だが、それがアクセス数に溺れまくるネット社会になって、その傾向が極端に増大し、止まらなくなったことが問題なのだと仰っている。

 

 本書は徹底して「評判」だけを論じている。二人の共著者は「レピュテーション・ドットコム」という企業の創業CEOと法律顧問だ。この本が言っていることは点数のことばかりなのだが、今まで点数になりにくかったものが点数化複合化されているため、今日の社会や経済の「あからさまな動向」を伝えるものになっている。

 この本が日本で出版された2015年からはや11年、世界では着々と不動産から友情まで、フルーツ完熟度から病歴まで、すべてがランク付けされ、すべてが点数化され、すべてが脱文脈化されていっている。しかもそれらがことごとく「信用スコア」や「信頼スコア」だと思わされるように進んでいる。何がってそこが一番ヤバいのだ。

 

 すべてがオンラインデータ化されているということは、すべてはどこかで記録され、点数化され、ランキングされうるということ、何事もことごとく監視されているということである。

 それらのデジタルスコアや履歴は、それらにちょっと工夫を凝らして束ねさえすれば、何だって「評判化」しうるということになる。ということは「評判」こそが「流通力」となり「通貨」にもなる。

 IT界の有名人が、デジタル技術やAIが働かなくていい社会をつくってくれると言っているが、ぼくは資本主義社会が続く限り、そうなるとは思わない。日本の場合は特に現状を、自民党売国政府がデジタル庁を使って、国民のデータ活用しようと言っていることを考慮してほしい。多分統一教会カルト政府は、彼らの教義に国民が反抗的か優等生信者かどうかを点数化し、治安維持と称して効率よく貧困化させ弾圧するために、デジタルと金融・経済を組み合わせたいのだろう。ぼくは今の政府がベーシックインカムをするようになったら、給付条件がワクチン接種や兵役になる危険性が非常に高いと思う。

 

 この「評判」によって社会と「人」をがんじがらめにしていくという傾向に、ぼくらイシス編集学校は抵抗し、ほんとうの「評価」や「価値」とは何かを問う試みをしている。今月のほんのれんラジオ「評価ってなんだろう?」は、今後の社会に示されていくべきは評判のランキングや集計結果、「いいね」のヒット数などではなく、「いい」をめぐる対話なのだということを、ラジオを通じて実践していた。

 

 放送でもさりげなく披露されていたが、イシス編集学校では「インタースコア」を編集の型として活用することが一つのトレーニングになっている。こちらはスコアと言っても評判ではなく評価のための、学衆さんたちそれぞれが生み出す唯一無二のスコアなのだ。もし編集術に興味が湧き、計38の型を体得したいと思った方は、ぜひ「守」基本コースを受講してみてもらいたい。

 

 さて、今日本の教育は危機的な状況にあるが、10年以上前から日本の大学の多くは、少子化だけでなく、暗記型の受験勉強を押し付けてきたツケ、余計な学部や学科や施設をつくりすぎてきたために悪化していた。

 アメリカや中国は評判合戦を背景に、学生が授業の難易度や好感度を測るサイトができたり、大学と企業が提携し、学生のニーズを調整するとともに企業が多すぎる求職者を効率よくふるい落とすためのテストができたりしたが、大学の経済力が上がれば上がるほど、学生の能力は低下し、雇用者を満足させるだけの筆力を獲得できないで卒業していく学生がどんどん多くなっていくだけだった。

 日本の大学が儲かっているかどうかは知らないが、ぼくも筆力(国語力)の低下は、日本人にも確実に波及してきていると思う。


 

 セイゴオ先生は今夜のお話しを書いた当時から、これ以上のあやしいレピュテーション経済社会が罷り通っていけば、検索エンジンと機械算定と人工知能による「評判」の指標分配方式には、サブプライム・ローンのような亀裂が幾つも入っていくと見ていた。

 その通り。今や売国カルト政府が国民を騙す評判づくりのための「まやかし」や「いんちき」に、350憶もの金をつぎ込むという事態になっている。これでは実際の首相の実像が「なるほど、評判どおり」とならないのも当然だ。

 

 今夜のお話しの最後、先生はいったい「評価」の実質とは何かを鮮明にするために、フランスのバカロレアの試験問題を紹介している。日本の教育や学問を担う組織や企業に所属する方々は、ぜひ千夜千冊本編を読み、戦慄してほしい。


 

 日本はついに、マスコミで働く人々、教育機関や医療機関で働く現場の人々が、政府が行けと言うのとは別の方向に動かなければ、その人たちの仕事によって人が死ぬ時代になった。

 最近千葉では異様に雨が降っている。

 千葉県の印西市や白井市などは「データセンター銀座」と呼ばれ、Google、Amazon、NTT、SCSKなどの大規模なデータセンターが多数稼働・集積しているそうだ。日本国内全体の市場予測や、一般的なデータセンターの設計基準(WUE:水利用効率)をベースに算出すると、千葉県内のデータセンター群による直接的な年間水消費量は、約100億〜200億リットル(1,000万〜2,000万立方メートル)に達している、あるいは近い将来に達する可能性が高いという。


 だからぼくもこの豪雨は、このデータセンターの水を賄うために、意図的に起こされた気象操作によるものだと考える。パランティアらAI企業群や、ソフトバンク、TSMCといった浙江財閥系企業の手下である政府は、AIとデータセンターのために雨を降らせ水害を起こし、千葉の人々を殺したのではないか。ぼくはおそらく熊本地震やイオンの爆発も、日本の土地と水源を奪うためのものだろうと考えている。ワクチンと同じく、多くの人が陰謀論と認識しているうちに何度も何度も同じようなことが繰り返され多くの人が死ぬくらいなら、陰謀論者扱いされても声を上げるほうがはるかにマシだと思う。


 アメリカでは共和党系が政権を取ると「戦争」を使って金儲けをし、民主党が勝つと「ワクチン」や「気象兵器」など公的機関が黙認している手段を使って金儲けをする。お互い叩きあいながら、ネックとなる情報は隠したり矮小化してうやむやにする。つまりどっちが勝っても大差なく、国家を牛耳る国際金融資本家たちは、痛くもかゆくもない仕組みになっているように思われる。


 日本の場合は自民党がいつも勝つようになっていて、軍事化も人工災害もどちらも同時に進行しながら起きているような狂った状態なので、きっとみなさん焦っているし疲弊もしていることだろう。その様子にぼくも共感する。

 日本では何故かXとYouTubeが言論戦場の最前線になっているが、仕切っているのが売国勢力で、日本人から吸い上げられた税金で雇われた工作員がウヨウヨしているので、不利なことこの上ない。ただ、もう改憲と緊急事態条項を「成立したと国民を洗脳することで支配する計画」が迫ってきており、これからはもう2月の選挙や沖縄県知事選のような、分断プロパガンダに押し切られ、騙されるわけにはいかないのである。

 

 個々の議員さんの中には良い人もいるのかもしれないが、ぼくは党派として党首や幹部を見る限り、自民・維新は見たままの売国政党、立憲・国民はプロレス相手、公明は日和見カルト、チームみらいはその子分だと思っている。日本保守党のことは見ていないのでノーコメント。ただぼくは百田氏は好きではない。共産党、社民党、伊勢崎賢治さんの居るいのちの党にがんばってほしいと思っている。

 

 ぼくが今のところ番危険だと思うのは参政党だ。あの党の代表がもし成り上がったら、それこそ日本を守ると言って、日本と中国を戦争させる日本版ゼレンスキーになるのではないかと思う。そもそもあの党自体が、保守や自然派の票を削ぐために作られたのではないかと考える。バックにキリストの幕屋といった統一教会と似たような組織がいるという情報もあるが、ぼくにとっては参政党がいつもパフォーマンスだけで、売国政策に賛成していることが、自民党の補完勢力でだという証拠になっている。

 ちなみに「福岡は維新に騙されるな」と、すでに多くの人が忠告してくれている。福岡市長選に出る佐々木彩乃という人も、エプスタイン文書に登場する伊藤穣一氏の秘書(田中美歌氏)と同じく、浙江財閥や村上財団、ダボス会議から指導やサポートを受けたエリートのようだ。

 

 選挙、司法が乗っ取られており、マスメディアのほとんどが茶番、全てが認知戦の状態で、どうやって生き延びていったらいいのか、自分は何をすべきか、ぼくも模索中である。せめて選挙を取り戻すために台湾式の手作業開票公開選挙を学んで、全国的に展開できないものだろうか。

 

 最近よく思うのは、深田萌絵さんやさとうさおりさん、データセンター問題に早くから取り組んできた池田としえさん、東京大学の本田由紀教授など、女性のほうが勘が鋭くて行動的であることだ。編集工学研究所の安藤社長の連編記にも、他に類を見ない意味の深さがあるように感じる。

 男では最近はシルビオ・ゲゼルのエイジングマネーや『エンデの遺言』を知っている武居浩三さんに注目していて(深井龍之介さんとお知り合いであるようだ)、何かと話題の斎藤幸平さんのことも少々気になっている。食の問題を引き受けている鈴木宣弘さんや、もし僕にお金があれば、トイビトの「知の公園」や、大地の再生をしている矢野智徳さんなど、応援したい人はたくさんいるのだが、いかんせんぼくは自分の生活すらままならない人間なのだ。


 もちろん、ぼくは自分がフォローしている人々の意見の全てに同意賛同しているわけではない。場合によって異なる意見を持つ場合もあるし、色々な意見を聞くうちに、ぼく自身の考え方が変わることもよくある。

 深田さんの「政経プラットフォーム」が勉強になるのは、深田さんが自分と仲が良い人だけでなく、反対意見と思われる人をゲストとして呼ぶこともあるので、明らかな工作員は別として、普段深田さんを応援しているコアメンバーも、話の内容によっては批評的なコメントをすることもあるからだ。応援や賛同のコメントも、挨拶的な気軽なものから情報提供的な濃い内容まで幅があって、みなさん自分なりの編集をしているので、結構興味深く観察している。ぼくもみなさんと同じく時々「このゲストは怪しくないか」と心配になることもあるが、番組自体は限られた時間や予算の中で、とても真摯な作り方をされているのではないかと思う。 

 

 戦争を起こさせないようにするには、こうした本気で動いて矢面に立ってくれている人々を支え、評価していく必要があるのではないだかろうか。また、コミュニティや組織は、同じメンバーで同じことを繰り返すのではなく、少しづつでも別の動向になるよう編集することが大切なのではなかろうかと思う。企業人や学者や議員、言論関係の人々や表現者、あらゆる分野の人々が、今までコラボレーションしたことのない相手と会い協力し合い、評価しあうことは、閉塞した状況を変える一手になるのではと考えている。

 

月光の下この人もあの人も

 
 

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