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2016/1/25 START
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勝手に選別される世界
千夜千冊1604夜・分理篇、マイケル・ファーティック+デビッド・トンプソンの『勝手に選別される世界』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/1604.html セイゴオ先生は、今日の情報社会と経済社会に対し、そろそろ「評判の社会」から「評価の社会」になりなさいとずっと仰ってきた。 無論先生は評判の全てが悪いと言っているワケではない。視聴率がいいのもベストセラーが出るのも結構だが、それがアクセス数に溺れまくるネット社会になって、その傾向が極端に増大し、止まらなくなったことが問題なのだと仰っている。 本書は徹底して「評判」だけを論じている。二人の共著者は「レピュテーション・ドットコム」という企業の創業CEOと法律顧問だ。この本が言っていることは点数のことばかりなのだが、今まで点数になりにくかったものが点数化複合化されているため、今日の社会や経済の「あからさまな動向」を伝えるものになっている。 この本が日本で出版された2015年からはや11年、世界では着々と不動産から友情
Hisahito Terada
9月30日


幕末の天皇
千夜千冊1091夜・歴象篇、藤田覚さんの『幕末の天皇』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/1091.html 憲法違反をしている統一教会自民党が、勝手に日本の皇室典範を改正したと言っています。宮内庁も大多数の国民も、おそらく陛下もご納得されてはいないと思うのですが、麻生太郎の姪の彬子女王が、小児性犯罪者エプスタインと金のやりとりをしていた伊藤穣一や、平井卓也元デジタル大臣とともにブータンに行き、あたかも日本を代表しているかのような顔をして、人権監視団体が民族浄化にあたるとして、国際的にも問題視されている地域のスマートシティ開発の宣伝に協力したようです。これほど悪質な皇室の政治利用があってよいはずもなく、昨今皇室について様々な意見が色々な方から相次いでいるのもあって、ぼくはセイゴオ先生が、日本の天皇についてどのように考えていたのかを知りたいと思い、今夜はこの千夜を選びました。 幕末近くになって、日本には光格天皇が登場し、古代以来の王権を発揮しようとしました。その孫の孝明天皇も
Hisahito Terada
8月31日


新しい皇帝の心
千夜千冊0004夜・生代篇、ロジャー・ペンローズの『新しい皇帝の心』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/0004.html 今回は昨今AIに関する問題が避けては通れないのと同様に、この千夜を素通りするわけにもいかないような気がして取り上げることにした。 今も昔もみなが知りたのは、コンピューターやAIが人間の脳やこころのはたらきにどこまで近づけるかという問題についてらしい。 セイゴオ先生自身は、1950年代のベイトソンの「われわれはまだ“生きているシステム”というものを一度も覗いたことがないのだから、自然と情報と人間のあいだの“関係”をこそ研究すべきではないのか」といった発言には刺激を受けていたが、人工知能(AI)の可能性が爆発した80年代は、成熟した問題が議論されているようには感じられなかったそうだ。そうしたときに今夜の著者、ロジャー・ペンローズの『皇帝の新しい心』が出版された。 オツ千の冒頭で紹介されているが、この本の英語版のタイトルのニュアンスは『裸の王様』で、
Hisahito Terada
6月27日


愚管抄
千夜千冊624夜・歴象篇、慈円の『愚管抄』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/0624.html 5月5日に、ぼくは深田萌絵さんのビジネス・パートナーである、ジェイソン・ホーさんとパク・ボヨンさんによる『BIG PLOT』の講演会に行った。今回の講演内容についても、自分なりにまとめるつもりでいたのだが、あまりの証拠資料の膨大さに、これは個人が一人でまとめることのできるレベルのものではないと感じた。 率直に思ったのは、ジェイソンさんは物凄い天才であるということだ。まだジェイソンさんについてよく知らない頃、ぼくは彼が「F35戦闘機の開発者」と聞いて、単に武器や飛行機の開発者を思い浮かべていたのだが、とんでもない勘違いだった。 ジェイソンさんが開発してきたのは、光ファイバーやリユーザブルチップ(リサイクルできる半導体チップ)など、あらゆる製品をより高性能で長持ちさせるものにして、環境や人体への負荷を減らせる素晴らしい技術だった。 それが浙江財閥に盗まれ、安価で環境を汚染する製造方法で作ら
Hisahito Terada
5月29日


人はなぜ話すのか
千夜千冊535夜・読相篇、ロジャー・C・シャンクさんの『人はなぜ話すのか』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/0535.html 去年の九州の千夜千冊Qten Genki Book『九』の出版イベント「千夜千冊から九州を読み解く~地域を活性化する“郷読”のすすめ~」トークセッションの後の懇親会でいただいた稲穂をずっと持っていた。石油危機が来て、ふと稲作をしてみようと思い、この稲穂を水につけてみた。米作りには程遠い。ともかく0を1にしたくてバケツ稲でも何でもやってみようという気持ちにかられただけだ。たしか九天のメンバーのどなたが玄米茶用に育てたという稲穂だったと思う。何日かすると、本当にふにゅふにゅと根や芽が出てきた。今夜はAIについてもう少し書こうと思ってこの千夜を選んだのだが、世界情勢が差し迫ってきたため、急遽この千夜の方法を用いて、ぼくが多くの人に伝えたいことを話すことにした。 芽出し 種まき この千夜の著者、ロジャー・C・シャンクは「知識とは話である」「アクセスできな
Hisahito Terada
4月24日


コミュニティ
千夜千冊1237夜・思構篇、ジグムント・バウマンさんの『コミュニティ』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/1237.html もう執筆が十数年も前のものであるにも関わらず、セイゴオ先生の千夜千冊を読んでいると、今のぼくたちのために書かれたのではないかと思いたくなることが度々ある。今夜のお話もそんな一夜だ。冒頭付近にこのようにある。 このギリシア神話が何をメッセージとしていたかは歴然としている。幸福や知識というものは、いま与えられている幸福や知識をそのままなむなむと享受していればいいんだ、それ以上のことを望めば諸君はリンゴの実を齧ったアダムとイヴになる。 これを今風に翻訳するとこのようになる。常識的な知識というものは、マスコミ経由の大本営発表だけをそのままなむなむと享受していればいいんだ、海外の、とくに中東やロシアや中国国民の出している情報を独自に解釈する諸君は非国民や中国のスパイと認定する。 そういう輩は国家情報局を使い、スパイ防止法で逮捕して多額の罰金を科すぞ、長期間拘留するぞ、そ
Hisahito Terada
3月30日


一般システム思考入門
千夜千冊1230夜・読相篇、ジェラルド・ワインバーグさんの『一般システム思考入門』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/1230.html 今月のほんのれんラジオは「読解力」がテーマなのだが、韓国で反日カルト統一教会が捜査されているにも関わらず、日本ではそのカルトを生み出した台湾の中華マフィア企業のオーダーによって日中戦争や、グローバリストによる日本分割統治を目論む自民維新売国政党が、不正選挙で捏造された結果をもとに、増税、移民増加、改憲やスパイ防止法を推し進めようとしているという事態を受けて、ぼくはこれからはその時その時の状況によって千夜千冊を選ぶことにした。まあ読相篇なので、なにかしら通じることがあるのではなかろうか。 不正選挙に関しては、ゆうこく連合の原口さんのこと、大阪府知事選に出た無所属連合の大西つねきさんのこと、さらに色々な人の話を聞いて、さらにピンときたのでもう一度整理してみたい。ぼくは要するに投票日前に出される結果予測が、不正の目標値なのだと思う。だからぼくらが見ているのは「
Hisahito Terada
2月26日


宗教を生みだす本能
千夜千冊1667夜・生代篇、ニコラス・ウェイドさんの『宗教を生みだす本能 進化論からみたヒトと信仰』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/1667.html ぼくの家は基本仏教だが、祖父ちゃんだけがカトリックだ。祖父ちゃんは親族がカトリックだったが、一度神学校から逃亡し、歳を取って病気になってから再び入信するというフクザツな道のりを歩んだので、ぼくら家族は祖父ちゃんが亡くなって3年間くらいだけ教会に通った経験がある。だがやっぱり特殊な事情だったのもあって、キリスト教にはなじめなかった。でも日本のカトリック教会に通う日本人は、いつもラフな格好だったりして、宗教に対する熱量みたいなのは、意外とお彼岸にお寺に行くぼくらとたいして変わらない感じがした。そうした思い出も相まって、 ほんのれんラジオ を聞いていて、オジー師範が出られた4回目で、日本人にも日本人らしい宗教との関わり方があるんだなということを実感した。 今回の放送では、ぼくは特にニレさんが戦争について、宗教戦争といわれるものも、実際は石油と
Hisahito Terada
1月29日


会社はこれからどうなるのか
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 千夜千冊夜・交貨篇、岩井克人さんの『会社はこれからどうなるのか』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/0937.html 師走にふさわしく、寒くて忙しい年末になった。12月の「 ほんのれんラジオ 」は会社がテーマだったのだが、メンバーのみなさんが振り返っているように、会社というよりは、働き方や資本主義についてもう一度問い直すような内容になっていた。とはいえ、みなさんが今までそれぞれ違ったスタイルで働いてこられているので、色々な立場から意見が述べられているのがいいなと感じた。 会社自体についてはアフタートークの桂大介さんの解説で、目から鱗がぽろぽろ落ち、会社のイメージがかなり変わったし、おかげで今夜のお話もアタマに入ってきやすかった。桂さんはぼくが編集学校の「離」コースを受講したときの右筆でもあり、大変お世話になった方である。ぼくら14離は昨年から文巻という離のテキストを共読しているのだが、当時の回答と指南を振り返ると、桂右
Hisahito Terada
2026年1月1日


江戸の読書会
千夜千冊1661夜・読相篇、前田勉さんの『江戸の読書会 会読の思想史』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/1661.html 江戸時代の日本には「会読」という学習方法があった。一人の講師のもとに10人くらいの学習者が集い、同じ本をみんなで少しづつ読み、講師がその内容や意図を短く講義する。他のメンバーは質問をしたり疑義を挟んだり、要約を試みる。講師は適宜やわらかなコメントをしていく…というものだ。 「会読」をもっとおおらかなルールで現代版にすると、セイゴオ先生の提唱する「共読」となる。 今夜のお話の後半に、イシス編集学校の「離」を出身した千離衆による「文巻」の読み合わせ活動が紹介されている。ぼくら14離が毎月続けているのも、言ってみれば文巻の会読または共読である。ぼくらの場合講師がいなくて、それぞれが好きなことを自由に言い、関連する資料などをみんなで見たりする。 毎回ぼくは事前に一人でざっくり読み返し、離の回答をちこちょこ振り返って、今思うことや、問いをメモしておく、しかし当
Hisahito Terada
2025年11月30日


肥満と飢餓
千夜千冊1610夜・世走篇、ラジ・パテルさんの『肥満と飢餓 世界フード・ビジネスの不幸のシステム』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/1610.html ついに 九州の千夜千冊『九』 玄氣玄英影号 が届いた。「ぼくの九州同舟制」冒頭から、なんだか泣きそうになる。ナカノさんもきっと万感の想いだろう。セイゴオ先生のドキュメントや田中優子学長の寄稿、イシスコミッションの方々や太田総匠、先生と縁のある方々の「わたしの九州の一冊」など、盛りだくさんで見どころ満載だ。一応ぼくの図解も載ってる。各本の紹介文は提出前に何度も確認したのだが、こうして紙の本になるとまた別の喜びがある。先生、九天のみなさんとイシス編集学校の、乾坤一擲です。 10月の本のれんラジオは『 今日なに食べるー「食=商品」を問いなおす 』というテーマだったので、ラジオ放送の中でメンバーがチラッと口にした、『肥満と飢餓』を選んだ。 ぼくは料理したり美味しいものを食べるのが好きなほうだ。よく料理番組を見たり、料理本を読んだりする。でも
Hisahito Terada
2025年10月31日


かさねの作法
千夜千冊1526夜・意表篇、藤原成一さんの『かさねの作法』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/1526.html 好きなもの イチゴ 珈琲 花祭り サブカルズして世界編集 これはぼくがアニマ臨風教室の師範代になった時に、寺田寅彦さんの「物名賦物」を真似してみたものだ。 9月の本のれんラジオは 「好き」はどこにある? という、誰もが気軽に入っていけそうなテーマだったのだが、千夜千冊からブログの題材を選ぶとなると、なかなか難しかった。編集学校の間で「好き」と言ったら、先生の『日本数寄』を思い浮かべる人は多いが、 千夜千冊 でフェチや数寄に真っ向から探すと、ラジオの内容のような色々な「好き」の中の一部に特化するように思えた。そこで月末にあった イシス編集学校 の伝習座の話題をとりまぜて、こちらの千夜を合わせることにした。 今回の伝習座 は、前半は今福龍太さんが、名古屋曼名伽(まんなか)組・ヴァンキコーヒーの小島伸吾さんや、遊刊エディストの副編集長をされている金さんと「花綵列島の新たなる憲
Hisahito Terada
2025年10月5日


戦争とプロパガンダ
千夜千冊夜902夜・世走篇、エドワード・サイードさんの『戦争とプロパガンダ 』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/0902.html 「 本のれんラジオ 」が、8月は戦争をテーマにして、明治~第二次世界大戦までの歴史...
Hisahito Terada
2025年9月1日


日本の奇祭
千夜千冊457夜・歴象篇、合田一道さんの『日本の奇祭』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/0457.html 「地球温暖化で今年は蝉が少ないらしいよ」と誰かが言っていたが、ぼくの家の周りでは、今年もワンワンと蝉が鳴き...
Hisahito Terada
2025年7月27日


「縮み」志向の日本人
千夜千冊1188夜・世走篇、李御寧(イー・オリョン)さんの『「縮み」志向の日本人』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/1188.html 今夜のお話は、日本人はなぜ「小さきもの」が好きなのか。日本人の「縮み...
Hisahito Terada
2025年5月12日


もし、日本という国がなかったら
千夜千冊夜・世走篇、ロジャー・パルバースさんの『もし、日本という国がなかったら』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/1545.html 先週の日曜、ぼくは天神を猛ダッシュしていた。編集学校の...
Hisahito Terada
2025年4月25日


美しき日本の残像
千夜千冊0221夜・意表篇、アレックス・カーさんの『美しき日本の残像』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/0221.html 今夜は外国人の著者アレックス・カーさんが、あこがれ夢見た「心の城」としての美しい...
Hisahito Terada
2025年4月12日


鷹の井戸
千夜千冊0518夜・意表篇、ウィリアム・バトラー・イエーツさんの『鷹の井戸』を読んで思い浮かんだことを書いています。
https://1000ya.isis.ne.jp/0518.html
Hisahito Terada
2025年4月5日


逝きし日の面影
千夜千冊1203夜・歴象篇、渡辺京二さんの『逝きし日の面影』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/1203.html 3月18日に行われた オツ千ライブ は、感門の盟の校長講和の代わりの、締めの一番のような充...
Hisahito Terada
2025年3月25日


百代の過客
千夜千冊夜・歴象篇、ドナルド・キーンさんの『百代の過客』を読んで思い浮かんだことを書いています。 https://1000ya.isis.ne.jp/0501.html カミカゲ師範代の「破」の突破式が終わった。来期はどうされるのだろう。アニまるズはみな達者にして...
Hisahito Terada
2025年3月12日
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